2021年10月06日

南米の独立「影のヒロイン」

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晴れBuen día amigos, espero que se encuentren muy bien.

前回は9月16日のメキシコ独立日に触れてみましたが、今日は南米の独立を少しお話しします。
ラテンアメリカ諸国の独立の指導者といえば、まず思い浮かぶのはSimón Bolivar(シモンボリバル)やSan Martín(サンマルティン)ではないでしょうか。
ボリバルはコロンビア、ベネズエラ、エクアドル、ボリビアからペルーを、サンマルティンはチリやアルゼンチンを独立へと導きました。
ボリバルもサンマルティンも南米生まれのスペイン人(クリオージョ)でした。

二人の名前は世界史の教科書でも紹介されていますが、ボリバルもサンマルティンも一目置く、独立の影のヒロインぴかぴか(新しい)がアルゼンチンには存在しました。
その人の名は、Juana Azurduy(ファナ・アスルドゥイ1780-1862)です。

彼女は祖国アルゼンチン独立のために戦っていたのですが、結果的にアルトペルー(現在のボリビア)の独立に貢献した女戦士です。
彼女は夫のパディージャと共に、独立に向けて立ち上がりますが悲運にもパディージャは戦死し、彼女は仇を取るためにゲリラ隊を組織します。子供たちも戦いの移動中に一人一人と死んで行き喪失感に苛まれながらも彼女は勇敢に戦い、スペイン軍からも恐れられた人物だったとされます。

彼女が率いた部隊は強靭で独立運動に大きく影響を与えた為、その功績を称えられアルゼンチン・ボリビア両軍から勲章も与えられましたが女性という理由で、その名が公になることはほぼなく戦いが終わった後は貧しい生涯だったそうです。(ボリビアは1825年に独立)

かわいい彼女の功績を讃えた歌もあります♪メルセデスソーサーの美声でどうぞ。
https://www.youtube.com/watch?v=SERg8GKCNeA

一説によると、あのシモン・ボリバルが自分の名前からボリビアとなった事に言及して、「ボリビアではなくファナ・アスルドゥイまたはパディージャ(ファナの旦那)」と呼ぶべきでは」と言ったとか。
もしかしたらボリビアは、もっと長〜い名前になっていのたかもしれません。

さて、一時は協力して独立へ導いたボリバルとサンマルティンではありましたが、関係に影が差したのは、独立国家の形態を決める際でした。
ボリバルは、あくまで共和政と考えていましたが、サンマルティンは君主政を構想していたため二人は決裂して異なる道を進む事となります。
1804年にハイチから始まったラテンアメリカの独立は、こうして1820年代には順次進んで行ったのです。
posted by ちいさなスペイン語教室 at 11:30| AIのつぶやき